今年の三分の二突入!

毎月初めを飾るマイナー更新お疲れ様でございやすっと! 今日は半年ぶりくらいに完成した一枚を打たなかった日であった。
今月中に作りたい作品が思い浮かんだので、打つノルマ自体は増えてるんだけどねー、ルーチン替えてもやる事は変わらん。


・モノケロスの魔杖は穿つ4(最終巻)読了


本作は挿絵を巳島氏(現:refeia氏)が担当されており、それはそれは可愛らしくも凛々しいキャラが描かれておりまして、
それでいて作風も今までより軟派で、話の根本レベルで展開されるボーイミーツガール、それでいてデリエル属性を受け継いだヒロイン達が活躍しているという絶好のロケーション、
これはついにキュートでポップなラブなんとかが見られる日が来たのかと、そう浮かれていた時が私にもありました。
んが、蓋を開ければやっぱり安心の伊都節炸裂、このご時世に、キスの一つのも見せやがらねぇッ!w


とにかく、フィーリングよりインテリジェンスというか、「考えるな感じろでもその前にやっぱり考えろ、あ、そのままうっかりしてたてへ」
みたいな焦れったさというかマイペースがらしいというか、揺らがないなーと改めて実感した瞬間でございましたよ。
この辺、どうもズレてる熱血描写(そういうキャラ造形でもあるんですが)やら、当然一概に全肯定出来る部分では無いと思いつつも……好きなんだろうなぁ。


物語としての調和を優先するが故に、個人個人としてここまで突き抜けて欲しいという願望はなかなか届かない反面、
伊都工平作品のヒロインは今作の麻奈にしろ律にしろ、中性的で体育会系で頭が堅くて良くて、仏頂面が得意な癖に、
この調和が一瞬だけ緩む瞬間、時折見せる女の子が顔がとてつもなく可愛い破壊力を魅せつけてくれるわけで、これに毎度やられてんだよなーw
あと今作はまんまテーマにもされてましたけど、被造物への限りない愛、ね。
作を重ねるごとに自分の持ち味が昇華なされているので、まだまだ追っかけるのが楽しみだ。