ダレモミテナイ……カタルナラ イマノウチ

どーせ水面下ですから、普段あまり
語らない方向の嗜好の作品に付いて触れてみませうか。


Χ:Khi 〜サイレンス・イヴ〜エピソード1-慟哭の少年-


まったりと推移を見守っている同人ゲー。
TSFモンっちゅーのは、あるようでなかなか無いのよね。
等と言いつつ、一つ言い訳をするならば、
私はTSFそのものというより、
両性の性質を持ったキャラクターがお好きなわけで、
異性に対する主観(転換者)と客観(観測者)の
認識や、その差異の面白さや、
アニマ・アニムス、対極する性質を併せ持つが故の葛藤、
その先に、どちらでもない確固とした「自分という性」を
手に入れた時の強さとかね、その辺りモロモロと。


ついでに偏愛をもう一つかましておくとするならば、
私ゃ、TSモノは必ずしも
性転換する必要があるとは思って無いのですよね。や、
ものっそい矛盾したこと言ってるのは解っておりますが、
ヅカにしろ男の太夫にしろ、肉体はそのまんまでも、
対となる性の究極像と呼ぶ場合もあるんだからなー。


で、だ、どうしょーもない脱線から話を戻しまして本作。
正直、序章をやった限りでは、嗜好とはズレてる感じで、
クオリティ的には、視覚的な要素は良しとして、
テキストをもう少し丁重に扱って欲しいなーとか、
今一歩、伸ばしたその手は途中で
プルプルしてるわけですが、
現状、謎撒きが先行していることもあり、
行く先捉えてからが勝負なのかなーと、様子見モード。
最も、一番の心配事はキャラクター造詣から見られる、
詰め込めるだけ詰め込んでしまったことによる、
収集がつくんかいなーっていうトコだけど。
まぁ、どちらかといえば、謎解きよりも、
TSF的キャラクターで魅せて欲しい作品なんで、
キャラ性の濃ゆさ自体は構わないのですがー。


主人公・深空くん、声といい可愛いんですけどねー。
この子、どうにも転換前の時点で中性というより、
既に女性寄りな性格してる(あくまで「っぽい」、
まだ転換以前は出てきていないので)もんだから、
元の鞘に戻っただけ的な印象が強いんだよなー。
彼以外、味方側全員守ってくれるキャラですし(笑)、
この状態でどう男性核を魅せにくるのかは
気になるトコかなー。おにゃのこ直行かもしれませんが。


魔王軍へようこそ(18禁)


あ〜、こりゃ面白いわ。見た目の印象通りの作品。
ショップの運営とモンスターの派遣によるやり込みSLG。
簡易な命令と、半自動リアルタイム進行による
プレイの気楽さ気軽さ(いつでもセーブできるし)と、
放っておいても構わないが、やればやるだけ意味がある、
ちょっとしたちょっかいのかけられ加減が良い感じ。
イベント、称号などなど、この手のやり込みに欠かせない
要素も備えてあって、堅実な創りに好感が持てますよん。
来月にはやり込みパッチも出るらしく、
ちょこちょこと長く楽しめそうですわい。