いつものとりどり

来年こそやるまいとしていた、仮眠から目覚めた直後「ここは何処だ――俺は誰、なんだ―」芝居を
突き動かされるようにしてしまい、また今年も同じ過ちを…と頭を抱えたり、初豚バラ大根食いたくなって、
畑に大根取りに行ったら派手にすっ転んで、持ってた大根も崖の下へすってんころりん。
二度と同じ過ちを繰り返すものかと、既に膝が汚れていた正月浮かれの一張羅が、
三張羅になるのも厭わずに救出に向かい、何故かそこで共に寄り添っていた、いつぞやの大量の発泡スチロール
処分の際に軽トラの二台から強風の空に飛び出して行方不明になってたロールと再会して、
おまえ―――と、糾える縄の逢瀬に感じ入ったりした等という事を、つらつらと。