G線上の魔王コンプリート

ほくほく。ずっけーなぁずっけなーなぁ言いながら楽しませて頂きましたよ。
プレイヤーを「その気」にさせるのが実に旨い作品でござった。


今回、自分にとってはるーすぼーいシナリオは初めてだったわけですが、
どなただったかな、以前「車輪」の感想をちらりと読んだ時に思った
「自分が氏の作品をプレイした際に感じる」であろう、
予感の通りの感触で、会心の笑みを漏らしたくらいイメージ通りで、
明快な一本筋の通った作品を描かれる方だなぁと、しみじみと。


正直、
自分みたいなタイプは一番ハマるのが怖い(笑)タイプの作風であり、
同時に詰めの部分の解釈で相成れない部分があるってところも、
如何に自分を困惑させてくれるか的な楽しみが興味深いわけですよ。
分かりやすい言葉で言えば、「悔しいでも感じちゃう」。
こう、なんというかな、提示された選択肢以外にも否応無く、
「選択」が瞼の裏にでも浮かんできてしまう、
ゲームやってるなぁって感じさせられる文章力はたまらんものがある。
近年の主流のスタイルでもあるのかなーとも思ってみたり。
文字通りの「シーソーゲーム」って奴ですが、恋はエゴとエゴの〜♪


ただ、一度引っかかりを感じるとアレ?と違和に苛まれたり、
(実際、文章に「迷い」は何点かあったように感じてはおりんした)
多分にプレイヤーのテンションに評価が大きく左右される部分(もっとも、
そのテンションも包括して、一つの世界と見るべきだろうけど)もあるけど、
ノルかソルか問われてノルしか選択肢の無い人間にとっては、
愛し小憎らしのマイハニーとなってくれるのではないかなーと。



こんな感じで、いつものように、「ありがとう」で締め括り。



ちなみに振り子(笑)打法対決は、
「ひまわり」がチャンピオン防衛です。おめでとうございます。
この辺はもう好みによる判断が強くなっているからというか、
一点集中突破の強みというか、
「アクアは陽一の嫁」って言いたかっただけというか。